整体とは、手技療法を用いて身体のバランスを整え、健康状態を改善する治療法です。一方、揉みほぐしは、手を使って、筋肉の緊張をほぐすことを目的とする施術法です。安価な揉みほぐしと高価な整体の違いについて説明します。
1. 知識・技術の差
整体師は、解剖学・生理学・病理学などの知識を持ち、その知識を基に全身のバランスを整え、健康状態を改善するための手技を行います。一方、揉みほぐしを提供するプロの多くは、基本的な筋肉の解剖学についての知識を持っているものの、整体師が持つような深い知識・技術はありません。当院では院内で毎月勉強会を開いているだけでなく、日々世界基準の新しい知識と技術を研鑽するべく講座に参加しつづけています。
2. 効果的な施術
整体は、不調の原因を探り、さまざまなアプローチで身体の全体的なバランスを整えることで、各部位の問題を解消し、健康状態を改善することを目的としています。一方、揉みほぐしは、主に筋肉の緊張を緩和することに特化した施術法であり、効果が見込めるのは筋肉に限られます。整体では同じ筋肉を緩めるという行為の裏に、たくさんの意図を持っています。それは深い知識に裏打ちされたものです。
3. 緊張・痛みの解消
整体は、身体のバランスを整えることで、緊張や痛みを解消することができます。一方、揉みほぐしは、一時的には症状を和らげることができますが、根本的な解決には至りません。また整体は不定愁訴(病院などでの検査では異常が見つからない不調)に対しても効果を発揮することがあります。それは本人の身体の回復力を高め、本人の力で改善するというアプローチならではの効果ではないかと考えます。
4. 施術の内容
整体は、カウンセリングを行った上で、あらゆる検査で身体の状態を把握し、その状態に合わせて、様々な手技を組み合わせ、個別に施術内容を調整します。一方、揉みほぐしは、同様のカウンセリングを行ってからの施術ではなく、ある程度の決まったプログラムをルーティーン的に実施することが多いため、施術内容にカスタマイズ性がないと言えます。また、揉みほぐしは時間に対して料金が決まっているのに対し、整体は時間制ではありません。これはその場での慰安を目的としているのか、身体の根本的な改善を目的としているかの違いです。本当に根本的な改善に大切なのは施術時間の長さではなく、的確に問題を見つけ、アプローチすることです。
5. まとめ
その場での慰安を目的にする人にとっては、やすい揉みほぐしがおすすめです。身体の悩みを長期的に改善したい人にとっては、高い整体がおすすめです。
ただし、整体も必ずしも高い施術が良いというわけではありません。施術者の知識・技術や経験、施術環境などを比較し、適切な選択をすることが望ましいと言えます。当院は高い整体に分類されるかと思いますが、お試しキャンペーンで最初の2回はお手頃に受けられます。ぜひ自分に合っているか比較検討してみてください。